人口問題をとことん考える民間会議 ひと部会との懇談

今日は「庄原の人口問題をとことん考える民間会議『ひと部会』」さんからのお誘いにより、我々「地域政党きずな庄原」との意見交換会を行いました。

ところで、皆さんはこんな民間会議があることをご存知ですか。
設立の経緯について若干お話しますと、平成29年春に庄原市から庄原商工会議所に対し、本市の最重要課題である人口減少対策をオール庄原体制で取り組むため、民間による推進体制づくりについて協議がありました。これを受け庄原商工会議所、備北商工会、東城商工会で協議の上、事業所、団体、自治振興区等の民間により構成する「庄原の人口問題をとことん考える民間会議」を設置し、行政と連携して人口問題に取り組むこととしたのです。

詳細については割愛しますが、まち部会(居住、地域)、ひと部会(医療、介護福祉、教育)、しごと部会(雇用、農林業)の3部会を設置し26回の専門部会を開いて検討を進め、108項目の人口対策の提案をまとめ、平成30年10月22日、庄原商工会議所会頭である佐々木民間会議会長より木山市長に提案書が提出されました。

その後、「人口減少対策官民調整会議」(官は部長級、民は正副と部会長)を設置し、提案された108項目を協議調整しながら官民が連携して人口対策を進めることとしたのですが、この会議は提案後一度の開催もなく休眠状態だそうです。これには我々もビックリしました。庄原市からお願いし設立した民間会議でありながら、提言後の調整会議が一度も開催されていないなんて。

今日は、ひと部会でしたので、医療、介護福祉、教育について意見交換しましたが、庄原市の長期ビジョンが見えないという意見が大勢を占めました。そのためには、市内部の行政改革や機構改革を断行し、実際に働くのは行政職員なので、職員が喜んで働ける職場にすることが住民の満足度の向上に繋がり、庄原市に住み続ける、庄原市に住みたいという好循環を生むのではないかという纏めになった様に思います。そのためには、住民の意見を聞く耳をもった開かれた庄原市になる必要があります。

引き続き開かれた庄原市政実現に向けて取り組んでまいります。

政調会長 林たかまさ